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    出雲一人旅/後編
    こちらの記事はハンドメイドではなく、管理人の旅行記(覚書)になります。
    興味のない方はスルーをお願いいたします m(_ _)m



    11月16日(木) 出雲二日目の朝

    昨晩はこの出雲地方に「夜半はところにより雪」という予報が出ていました。
    ホテルの窓から眺める外の景色は「絶対今外を歩きたくない」と思わせる強風が吹き荒れていて、目を覚ましたら雪景色かも、と思いましたが、朝は普通に晴れていました(笑)
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    お世話になったホテルです

    ただ強風は相変わらずです。
    石見銀山って、強風の時は見学つらいのかなあ、と少し心配です。

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    出雲大社を模したJR出雲市駅

    朝食を終え、チェックアウト前に少し付近を散策しました。
    その時、駅方面を見ると…
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    JRの高架を不思議な深緑の列車が徐行しています。
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    おおお~~~っ!! クルーズトレイン瑞風です!!
    今年運行を始めたばかりの超リッチな西日本周遊の寝台列車です。

    詳しくはこちら↓
    トワイライトエクスプレス 瑞風 HP

    図らずも本物を目撃し興奮してしまいました。
    まるで太平洋戦争時代に満州を走っていた満鉄のあじあ号をほうふつとさせるモスグリーンの車体。(本物を見たことはないけど)
    最前部は展望デッキです。一編成(一両でなく)の定員が最高34人。
    春と秋の季節運行で、一泊二日なら土日に山陰側か山陽側二種類のコース。
    二泊三日なら水・木・金で山陰山陽ぐるり一周。
    私が目撃したこの瑞風はぐるり一周タイプの物が宍道湖駅を出てしばらくしてこの出雲市駅を徐行通過する場面のようです。
    これからはこの瑞風や、少し前から走り出している九州を巡るななつ星のように
    高額のパック旅行でないと乗れない寝台車がふえるようです。
    瑞風も一年近く前に申し込んで抽選で当たらないと乗れないのです。
    それも豪華なツインルーム主体で、一人旅向きではないし
    観光先も決められているので、自由気ままに旅したい人間にとっては
    まず乗れそうもない代物で残念。
    ダイニングでのフルコースディナーは憧れますが(^^;
    でも関東では絶対のお目にかかれない車両です。
    ここで見ることができただけでも儲けものかもしれません。

    ホテルに戻り、荷作りをしてチェックアウト。
    その際にフロントに「今日の夕方まで大きな荷物だけもう一度預っていただくことは可能ですか?」と聞いてみたところ「大丈夫ですよ~(にっこり)」と言っていただけました。
    ありがとうございます。本当に助かりました^^


    世界遺産 石見銀山へ

    下りの山陽本線に乗り銀山行きのバスが出ている「大田市駅」に向かいます。
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    窓の外は日本海。寒そうです。この時の気温は確か7度くらい。

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    20分ほどで到着した大田市で10人ほどが降り
    その全員が「石見銀山行き」のバス停に集まりました(笑)
    駅の観光案内所の女性が地図をもってバス停まで来てくださり
    「何となくバスに乗れば行けるのだろう、くらいにしか考えていない観光客(自分)」にとてもありがたいアドバイスをくださいました。これは助かりました!ありがとうございました^^
    年配のご夫婦や歴女と思われる単独の若い女性数人など、
    いかにも平日客、という人々を乗せ、バスは石見銀山に向かいます。

    ここで初めて分かったこと。
    石見銀山は広大な山、麓の集落、代官所跡など、隅から隅まで巡ろうと思ったら一日かかる、あるいはそれ以上の遺跡なのでした。
    佐渡の金山へ以前行ったことのある自分がぼんやりと思い浮かべていたのは
    鉱山跡に観光客用の坑道を一部整備し、坑夫を模したマネキンが機械仕掛けで動き
    そばにはお土産屋さんと、採掘体験コーナーがある…

    そんな観光地でした。それなら1~2時間で回れるだろう。
    なら午後は宍道湖へ行って見ようかなあ、なんて甘かった!
    同乗していたご夫婦は「3時くらいまでに全部回れるかしら」などと言っていましたし。
    そうかあ。「ならば夜の寝台車の時間までここ石見銀山を回りつくそう」と決心します。
    宍道湖はまたの機会に…

    まずはバスの終点「石見銀山世界遺産センター」へ
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    中は撮影禁止でした

    ここで銀山の歴史、採掘方法から銀の抽出作業やその他の基本的なことがすべて学べます。
    マネキンもいます。

    1.その昔は金より銀の方が価値があり、金に銀メッキをするくらいありがたがられていた。
    2.「IWAMI」の地名は世界中にとどろいていた。
     黄金の国ジパングではなく「銀山IWAMI」は外国の地図にも載っていたとの事。
    3.もともと自分で掘り出した銀の抗脈は自分のものとなり、家族総出で銀の採掘に当たっていた。
    まるで自分の山で採れるキノコは自分の物(笑)
    (後々はその地方の大名、幕府に管理されるようになるが、基本の生活は変わらない)


    すごいですねー。
    何となく関東の金鉱山(武田信玄の隠し金山)の話が身近にあるため
    昔の鉱山の抗夫=強制労働的な先入観もあるのですが
    とんでもなかったです。とても興味深かったです。


    世界センターエリアから11:55のバスで「銀山地区・大森の街並みエリア」に戻ります。
    先ほどは通りすぎてきた地区でバスだとほんの5分ほど。歩けますが遠いです(笑)
    大森地区にはレンタルサイクルがありますが、街並みをプラプラ歩きたいので借りませんでした。

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    江戸情緒あふれる街並みが続きます。
    どのお宅も昔ながらの景観をとても大切にしていて
    クーラーの室外機の姿さえありません。

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    石見の伝統お菓子のお店「げたのは」さん。
    素朴で安心安全な「その昔抗夫も食べてエネルギーにしていた」というお菓子はお土産に。

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    商業施設では無いお宅でもこのセンス。
    赤く色着いた実物の枝を大甕にさらりと活けて…ステキです^^

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    「理容館アラタ」さんでは店内が見られるようにか、扉が開いていました。
    この椅子!

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    ポストがなければ郵便局とは気が付かなかった。
    ここで友人にはがきを出しました。

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    小判型の石見銀山特製はがきです。
    郵便局の方にはとてもお世話になりました。ありがとうございました^^

    ゆっくり小一時間ほどかけて、代官所エリアまで移動。
    お昼時を過ぎお腹もペコペコ。ここで出雲そばをいただきました。
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    この石見銀山の街並みは古民家カフェもお食事処も色々とあります。
    でも多くのお店は水・木が定休日だそうで、今回あまり選択肢がなかったのですが
    無事名物の出雲そばが食べられてよかったです。
    そばの実を殻ごと挽いて作る、栄養たっぷりな黒いおそばです。

    食事の後は「大森代官所跡」の石見銀山資料館に入りました。
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    ここもゆっくり見学させていただきました。
    いやー、楽しいです^^

    時間は2時を回りました。
    あと見ていないのは肝心の「抗道」です。
    見学ができる一番近い坑道までは山道を歩いて45分だそう。
    坑道へ行く人はまず80%くらいが電動自転車をレンタルしていくようです。
    さてどうしよう。
    帰りのことを考えて、ここを4時のバスで出ればゆっくり寝台特急の時間に間に合う。
    4時の後はバスの時間と山陰本線が合わないので4時に乗るのはもう確定。
    二時間あれば歩いて往復しても大丈夫そうだなあ。
    自転車じゃあ時間があまって中途半端になるかな。
    歩いてもがんばれば30分で行けるんじゃない?(←無謀だった)
    なんて思い、歩くことにしました。

    山道といってもそんなに急ではなく、舗装もされていて歩きやすい。
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    そしてタヌキ発見!(最近タヌキづいている)

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    そして猫ダンゴも発見。自転車だったら見落としてるなあ。

    たまに同じく徒歩を選んだ方を抜いたりしましたが
    「もう歩くの嫌だ」「ここまで来てて引き返すのはもったいないよ」
    そんな会話も聞こえてきます。
    わかる。正直つらかった。でも頑張りました。
    40分ほどで「石見銀山遺跡 龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」に到着です。
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    左の穴が坑道入口で、中を15分ほどめぐります。
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    楽しい!全然怖くありません。(ロープウエーの方が怖い)
    ただここはトロッコもないしマネキンもいない。本当の坑道です。
    雰囲気たっぷりで人も少なく平日に来てよかったなあと思いました。

    帰りは30分ほどで下山。途中「ダンゴ三兄弟」の音楽が流れる茶店でみたらし団子もいただきました。
    すごくおいしかったです。おすすめです。

    171116-21.jpg
    4時のバスを待ちながらバス停で。
    銀山周辺一帯がこんな穏やかな紅葉真っ盛りでした。
    この日の歩行歩数18259歩、11.7km 結構歩きました。
    石見銀山、堪能しました^^


    サンライズエクスプレス・出雲に乗る

    帰宅の高校生をたくさん乗せた山陰本線鈍行で出雲市駅に戻ります。
    5時半ごろ出雲市駅到着。
    ホテルに預けた荷物を受け取り、お土産屋さんを回ったり、
    もう一度軽くお蕎麦をいただいたりして一時間ほどやり過ごします。
    乗車時間は18:51。駅構内のセブンイレブンにて夜食の買い出しを済ませ
    少し早めにホームに向かいました。
    ホームの待合室には10人ほどの人がいます。んっ?少ない?
    それとも直前に皆来るのかなあ。
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    発車5分ほど前に列車が入線してきました。
    ドキドキワクワク♡ ああ、もうすでに嬉しい。

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    私は先頭の7号車、23番。この右のお部屋です。
    驚いたことにこの7号車2階には私を含め3人しかいません。
    日本で唯一になった寝台特急。人気で混んでいると思ったのだけれど。
    平日は個室でもすいているんだ。
    北海道でもそうでしたが、JRのこの閑散具合には本当に心配させられます。
    また来よう。どうぞ廃止はしないでください!

    あまり良い写真が撮れなかったので雑誌からの物をどうぞ。
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    (私の部屋とは左右が逆転しますが)全体像はこんな感じです。

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    二階なので天井まで窓です

    あまり人もいないことだし、他の車両や洗面所を見て回りました。
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    寝台料金なしで乗れる「のびのびカーペット」の車両。
    こちらはグループ客などに大人気なようで、夜中に自動販売機に行った際に通り抜けたら満員御礼状態でした
    カーペット敷きの一畳ほどのスペースはカーテンで仕切れます。
    ライト、小物の置ける棚などもありとても快適そう


    このサンライズエクスプレスは岡山で四国の瀬戸から来た7両と連結し、計14両編成となります。


    さっそく楽な服に着替え(備え付けの浴衣もありますがそれだと落ち着かないので(^^;)
    一人宴会開始です。
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    セブンイレブンで購入した宴会用食料
    赤ワインの小瓶 干し梅 微糖チョコレート サラダ チーズケーキ
    缶コーヒーと昼に持ち歩いていた緑茶の残り
    これで十分かと思っていたが、乾燥でのどが渇き、夜中に自動販売機のお水を買いに行った(^^;


    とにかく楽しい。部屋の電気を消して真っ暗にすると街灯や通過駅の明かりで外も良く見えます。
    飲み食いしながら一人興奮状態で窓の外を眺めます。
    何時間見ていても飽きません。上を見れば満天の星空がばっちり見えます。
    セブンイレブンのワインがおいしいことおいしいこと(笑)
    そんな時、なんと流れ星が「ビューン」と!
    おもわず「わあっ」と声が出てしまいました。
    お隣の部屋の人には多分聞こえていたと思います。
    でもそれどころじゃなかったんです。嬉しすぎて。

    12時を過ぎました(なんと5時間近く外を眺めていました)
    寝台車はまだポツポツと駅に停車し、少しづつ客を乗せ続けながら進みます。
    お客様が乗り込んでくるとなんだかホッとします。
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    名残惜しいけれど、もういい加減寝ないと明日起きられない、
    そう思い無理やり寝ることにしました。

    目が覚めたのは5時過ぎくらい。熱海の手前だったと思います。
    既に明るくなりかけ、通り過ぎる駅では早朝出勤の方が普通にホームに並んでいます。
    ああ、終わってしまった。

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    いいことばかりでした。島根県。

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    自分はこの土地と相性がいいのかもしれない、そんなことを感じた二泊三日でした。


     また長々と書いてしまいました。ありがとうございました

     
    業務連絡 ***********
    r様、拍手コメントをありがとうございます!
    出雲はいいところでした^^ ぜひ!




     
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